本当は行きたくなかったってわかった

 

娘が中学3年生の秋から不登校になった時のことを思い出して書いています。




朝になると腹痛が続き玄関でうずくまって

学校には行きたいんだよ。でも体調が悪くなっていけないんだよ。

もうこのお腹、なんで痛くなるんだよ!

なんでなんだよ。バカバカ、このお腹!

 

そう言ってお腹を叩いていた娘

 

 

私は

「学校には行きたい」

という言葉にしがみつきました。

そうか。体調さえ治ったら全てが上手くいくんだ!って。

自分が希望するほうを信じました。

 

そして病院を回りました。

どこかに病気が隠れていて、

それが治ったら元気になるって。

学校にも行けるって。

 

 

でも、どこかで気付いていたと思います。

本当は…

って。

 

不登校になって半年後

娘が

「わたし、本当は行きたくなかったってわかった」

 

ってつぶやきました。

娘も理想像の自分の方を信じたかったんだなって思ったら涙がでてきました。

娘に

「そうかぁ。行きたくなかったんだね。本当の気持ちがわかってよかったね。」

と伝えたら

「うん。これ以上無理して行かなくてよかった。」

と半泣き、半笑いの表情で答えてくれました。

 

 

 

人間って無意識に

自分の都合の良い方に解釈します。

本当は…どうしたいの?

本当は…どう思ってるの?

本当は…どうしてほしいの?

 

自分の心に問いかけてみて下さい。

「私」だけは「本当の私」の味方でいて下さい。